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弱さを曝け出せない愚かな自尊心と 強くある事で保てる日々の狭間で
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誰かの痛みや悼みを感じ取る事ができるのは、
それを経験している人だけ。
苦しさから誰かを救えるのは、同じ境遇に身を置く人だけ。
感じ取れても真に理解する事なんて出来ないはず。
だって、その人は私では無く、私はその人では無いから。


誰かを思って流す涙はとても綺麗かもしれない。
相手を思う優しさと言えるのかもしれない。

だけれど、それが何になる?
それは何の涙?
感情移入して涙するの?
もし、自分が同じ立場であればどう苦しいかを想像して涙するの?
相手がどれだけ苦しいかを考えて涙するの?
そしてふと我に返った時に、自分が相手よりも恵まれている事実に安堵するの?
あぁ、私の方がまだ幸せなんだ、と。

それらは他人事だから流せる涙。
所詮は綺麗事で、恵まれている事を再確認する手段になり下がる。


救える手だてを持たない者が、
口先だけの優しい言葉をかけて、一緒に泣いて、それが一体何になるのだろう。
救う気持ちがあるのなら、
いっそ、同じ境遇に身を置いてみればいいのに。
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弱い生き物だと思うんだ。
一人だと何もできない。

勝手に人に対してイメージを付けたくせに。
それが叶えられなければ簡単に突き放される。
そんなの知った事じゃないのに、なのにそれが怖くて。
強がって、頑張って、足掻いて。
表面には決して見せず、常に水面下で。
そうして得た結果によって周囲から持て囃される度に感じるのは安堵と不安。
突き放されなかった安堵、
必要とされている安堵。
そして、もう誰にも頼れなくなった不安、
いつ、突き放されるかも分からない不安。

一つできれば必ず次を求められて、
求めている人は、それが不可能かもしれないなんて考えてもいない。
「出来なくてもいい」なんて思ってもいない事を笑って言わないで。
その言葉で更に失敗が出来なくなるなんて思いもしないんでしょう?
誰かに必要とされなければ居る価値もないと。
いつ必要とされなくなるのかを考えて不安になるなんて馬鹿げている。
分かっているけれど不安になるのが弱さで、その弱さこそ本当の自分なのかもしれない。

だから今日も
弱い自分を守るために
強い自分の虚像をたてる。

答えなんて、そう簡単に手に入るものではないと思うんだ。
そうでなければ、誰も悩まない。
人に聞いた答えは正解ではなくて、失敗でもない、ただの虚像。
それに追いすがった所で求める答えなんて出るわけもなく、虚しいだけ。
自分で見つけるしかなくて、足掻くしかなくて、
分かってるけど、意地の張り方さえ分からない。
言う事ばかりが一人前で、プライドばかりが育っていく。
前を向く事を怖がって、後ろ向きに進んだって先は見えないね。
常に過去を見ながらの後ずさり。
そろそろ前を向こうよ。
頑張ろうよ。
大丈夫だよ。
そう言ってくれる人が、きっかけをくれる人なんて、自分以外に誰も居ない。
自分で這い上がれ。
ここはそれをする場所。
日々の思った事を、思うように、忘れないように。
書き留めていく場が欲しかったから。

弱いから、誰かに見てもらわないと昇華出来ない。
だけど、誰にも見られたくない。
矛盾してるけど、これは矛盾じゃなくて、
すれ違いの多い本音の言葉。

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