無題

逃げ出したくなって
逃げ出せなくて

全ての柵から解放されて、何も考えず、穏やかに生きていたいだけなのに。
どうして、こんなにもうまくいかないんだろう。

日々が憂うつで、浮かべる笑顔すら偽物みたい。

唐突に泣きたくなって、誤魔化す為におどけて、
騙されてくれる周囲に安堵し失望するなんて、
なんて我儘。

無題

ふと、思う。

運転しながら。
今、ハンドルを左に向けてしまえば死ねるのかな、と。
駅で。
今飛び込んでしまえば即死できるかな、と。
屋上で。
どう飛び降りたら確実かしら、と。


考えたところで、実行は出来ない臆病者。
その臆病さが疲弊で曖昧になった時が私の最期。

臆病さは生の証。



自殺する人は、生きたくても死んでいく人の気持ちがわかってない、と。
そんな安っぽいセリフ。
じゃぁ、貴方は死にたくなるまで追い詰められた人の気持ちがわかってないのでしょう、と。

誰がどうしただの、倫理が何だのは何の役にも立ちはしなくて。
結局は、その人がどうしたいか、なのね。

時々

今、この場から、消え去りたくなってしまって。
何だかすべてを投げ出してしまいたい。
水みたいに、どんどん蒸発して、いつか霧散してしまえばいいのに。
自然と溶けてしまえばいいのに。
ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり・・・
何も考えず、ただふわふわ漂えればいいのに。

無題

どうしたらもっと、良くできるだろう

どうしたらもっと、元気になるだろう

どうしたらもっと、笑顔が見れるだろう

どうしたらもっと、うまくいくだろう

どうしたらもっと、悲しまずにすむだろう

どうしたらもっと、幸せになれるだろう

どうしたらもっと、もっと、もっと、安楽でいられるだろう



平安はどこにあるんだろう
どうすれば、私はそれを叶えてあげられるだろう
全てを出来るとは思っていないけれど
せめて
そのきっかけを作る事ができればいいのに

例え、理想論だと言われようとも

無題

すべてを壊してしまいたくなる衝動と
まっさらな所から何かを築きたい欲求は
きっと繋がっている